Ribbon☆Butterfly

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私小説を週1ペースで更新していきたいと思います♪
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「俺、実は…


明日退院やねん…」


「…え??」


「だから明日俺退院するねん」


突然だった


「え!?ほんとに??」


「嘘言ってどないすんねんなw
まぁ一応報告……な!!」


「そうなんだー…
おめでとう!!」


「おう!!ありがとうな!!」


突然すぎて
どう反応したらいいのかわからなかった

良いことなのだが
同時に別れでもあったからだ


「そっかぁ。退院かぁ…
もう詠音くんに会えなくなるのかぁ……」


「あー。その事やねんけど……」


「??」


「まぁーええわw」


なぜか詠音くんはうれしそうだった


「え!?
なになに??
超気になるじゃん!!」


「そのうちわかるってw」


「これ以上聞いても教えてくれなさそうだし……
諦めるかぁ……」


「せや
それが1番ええ」


「明日何時に退院??」


「確か……
16:00やったはずやで
え??なに??
来てくれるん??」


「まぁ一応ねw
友達が退院するんだし!!
それに調度部活休みだしね!!」


「そかそか!!
んじゃあ明日も来てくれるかな??」


「いいともー!!」


「流石海音!!
よぉわかったなぁw」


「えへへ♪
あ。じゃあ帰るね!!
また明日!!」


「おぅ!!
また明日な!!」



そんな会話をして私は家に帰った



今日の学校での話を話したら詠音くんは嬉しそうに聞いてくれた

自分の事のように喜んでくれた


学校の話しをしていると
珍しく詠音くんは前行ってた学校の話をしてくれた

詠音くんも前行ってた学校では
演劇部だったらしく
しかも拓音と一緒で部長をしていたらしい


詠音くんと演劇の話しをすると
すごく盛り上がったし
私にアドバイスをくれたりしてくれた


話していたらいつの間にか面会時間終了の6:00になっていた

楽しい時間はあっという間に過ぎてしまった


「そろそろ帰らなきゃ!!
話し聞いてくれたり詠音くんの事教えてくれてありがとう!!
またなにかあったら来るね!!」


と言って席を立ち部屋を出ようとした


なにかが私の腕を引っ張った


「ちょっと待ってや」


詠音くんがそう言いながら手を掴んでいた


「ふぇ??」


びっくりした私は
また変な声を出してしまった


「えっ
なに??
どうしたの??」


詠音くんが真剣な顔でこっちを向いていた
そしてゆっくりと口を開いた


「俺、実は…




私が向かった場所……


それは病院だった

べつに
私がまた気持ち悪くなったわけじゃない


詠音くんに会うため


そして
詠音くんに今日あった事を話すためだ


なんやかんやで学校に行けて楽しかった


その事を伝えるために……


病院に着くと5:20だった

面会時間は6:00まで


40分ってビミョーな時間


そう思いながら詠音くんの病室の前に行った


ノックをして部屋に入ると
詠音くんがいなかった


トイレかなぁ……
と思いながら
椅子に座っていた


「わっ!!」


後ろから詠音くんが脅かしてきた


「きゃぁっ!!」


私はびっくりして椅子から落ちてしまった


「アハハハハ
海音ちゃんリアクション大きいで」

「うぅ…
そんなに笑わないでよ
考え事してたんだから!!」

「そうなんや
でも今の海音ちゃんかわえかったよ♪」

「かっ!!
かわいくない!!」

「アハハハハ」


絶対今の私は顔が赤くなっているよξ

それにしても
詠音くんは相変わらず元気そうだ


「で、どうしたんや??
その様子だといいことでもあったんか??」


なんで詠音くんは言い当てれるんだろ……

私そんなにわかりやすいのかな……


「海音ちゃんは考えてる事が、顔に出てるねん」

「か、顔に!?」


なぜか反射的に顔を手で隠してしまった


「アハハハ
ほんま海音ちゃんかわええわ
んで、今日なにがあったんか俺に教えてや」

「うん!!
今日はね………」


私は今日の出来事を詠音くんに話した