独り事
2017年12月21日(木)
【閑散とした家】
シドのいない家は閑散としていて

ただいまと言わなくなった代わりに
玄関を開けると涙がボトボト落ちるようになった


家にいると、シドがいない違和感ばかりなので
外出ばかりするようになった

車の窓に映る私の顔は、ぼんやりというか覇気がないというか
しけた顔をしてた
最近どこで自分の顔を見てもその顔をしている



今日は、病院に駆けつけれる範囲でやることやって
行くあてもなくウロウロして
夜は本屋併設のカフェで勉強した


カフェでクリスマスソングがかかってるから、
シドがそれまでに戻ってきてくれたら
お家でクリスマス勉強パーティーをしようと思った

膝にシドを乗せて鍋でも食って
それから膝にシドを乗せて勉強するというパーティーだ
そんな幸せ目一杯のパーティーを計画した




店を出た時の寒たい風は、心の奥の方まで届いた。
本当に寒くなったなと思った

誰にも頼れなくて、それも自業自得なのかと思ったり、
本当にいざという時に誰も側にいないんだから、
私は知り合いが多いようで、滅法孤独なのではないかと思った

それでもいいやと思える存在がシドで、
側にいないという現実が、ただただ悲しかった


今までいろんな悲しみがあったけど
今回は性質が違う。
いろんな悲しみの時は、いつもシドが側にいた
どんな時もだよ、どんな悲しいときも、死のうと思ったときだって、実行しかけたときだって


でもきっとシドは、ケロっとよくなる気がする
だいたいシドに関しての不安は当たったことがないからだ
いつもボクを恐ろしいほど泣かせる。
家でして一ヶ月帰ってこなかった時も、帰ってきたし。

それに今日の夕方の面会では、少し目が生き返ってた。
大丈夫そうだなと思った。
差し入れに、私とシドの芳醇な香りが付いてるだろう枕カバーを
持っていったから、更にいいだろう!


朝1回と夕方1回、1日2回面会に行くことにしている。


おかげでアラーム1回で起きるようになった。




PS.シドの面会の様子

シドはもちろん体調が悪いのと、不慣れな環境、
他の動物の鳴き声にもストレスを感じているだろうが
首にエリザベスカラーというものをつけられて
とても不機嫌そうである

両サイド黒猫の患者さんに挟まれていた
左隣はチビ黒猫で、私に甘えてきて可愛かった
が、シドは不機嫌であった。笑

みなさん回復しますようにと、お祈りしました。



22:23


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